最近、WBCでまるでゲームのような活躍をしている大谷翔平選手。
世界でもスーパースターの大谷選手がウエイトトレーニングを行なっているのはご存知でしたか?
日本でも最近ダルビッシュ投手がウエイトトレーニングに関して言及しております。
でも昔からウエイトトレーニングはあまり良くないという考え方があります。
そういった考えは日本のみならず、アメリカでも言われております。
今回はその議論に一石投じるべく、フロリダ州立大学の教授R. Newtonとオーストラリアのスポーツ科学者Kerry I. McEvoyによって研究された論文をご紹介いたします
その研究内容は、野球選手における上半身のトレーニング方法の比較研究が行われ、メディシンボールを使ったトレーニングよりも通常のウエイトトレーニングが投球速度と筋力により良い効果を示したことが明らかになった。
実験内容
プリオメトリックトレーニングとは、筋肉の収縮力を高めることで、爆発的なパワーを生み出すためのトレーニング方法である。このトレーニング方法を使ったメディシンボールトレーニングと、通常の上半身のウエイトトレーニングを比較するために、24人のジュニア野球選手を対象に8週間のトレーニング実験が行われた。
実験結果
実験の結果、ウエイトトレーニンググループが最も効果的なトレーニング効果を示し、投球速度と6RMベンチプレスの両方において最大の増加を示した。一方で、メディシンボールグループでは投球速度の増加は見られなかったが、筋力には有意な増加が見られた。また、コントロールグループに比べて、メディシンボールグループとウエイトトレーニンググループの両方が投球速度に対して有意な改善を示した。
考察
これらの結果から、野球選手において上半身のトレーニング方法として、ウエイトトレーニングが最も効果的であることが示唆された。特に、投球速度を増加させるためには、非筋力トレーニングよりもウエイトトレーニングがより効果的であることがわかった。
まとめ
野球選手における上半身のトレーニング方法の比較研究から、ウエイトトレーニングが最も効果的なトレーニング方法であることが明らかになった。特に、投球速度を増加させるためには、非筋力トレーニングよりもウエイトトレーニングがより効果的であることが示唆された。これらの結果は、野球選手にとって最適なトレーニング方法を選択する上での重要な指標となる。
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